2009年6月26日金曜日

100 DAYS ACTION 終了です!


 
 APFS事務局です。

 在留特別許可を求める非正規滞在家族を、集中的に支援する
 この「100 DAYS ACTION」も終了となります。
 このACTIONの間に、法務省への要望書提出3回、有楽町・銀座でのパレード、
 子どもサミットなど様々な行動を繰り広げることができました。そのかいあって、
 支援家族の誰も収容・送還されることなく、仮放免の更新を続けることがてきました。

 「100DAYS ACTION」は終わりますが、APFSではこれらの家族を含めた非正規
 滞在家族への支援を引き続き行っていきます。非正規であっても、日本で生まれ
 育った子どもたち、経済基盤がすでに日本にしかないお父さん、お母さん、皆日本
 で暮らしていく切羽詰った事情があります。皆さんにご理解頂き、今後もご協力頂
 ければと思っています。

 *「100DAYS ACTION」終了にともない、このブログも近日閉鎖いたします。
   これまで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
  

2009年5月18日月曜日

今日の引用

「時に人間と対峙し規律する法は、その立案や解釈適用に峻厳であるだけでなく、時に柔軟な暖かい配慮があってこそ法の存在意義を見出すことができる」
(APFS編 子どもたちにアムネスティより)

忙しくて更新を怠っています。
申し訳ない。。。

2009年5月7日木曜日

両親のことは怒っていない ー 子どもサミット2009開催!

5月5日は子どもの日ということで、支援家族の子どもが集まり子どものための会議、名付けて「子どもサミット」が都内某所にて開かれました。こちらも100日間アクションの一環です。今回の会議の参加資格は小学生5年生以上高校生以下ということもあり、会議に参加した子どもの数は10数名となりました。参加した子ども達の国籍はフィリピン、中国、男女比はほぼ半数です。

会議といってもやはり子ども会議。常に子どもパワーが炸裂で進行担当の事務局スタッフもた、た、た、大変です。子どもサミットの最終ミッションは当事者である子ども達の生の声を集めて、法務大臣に聞いてもらうことなのですが、子ども達は子ども達の世界で子ども論理で一生懸命生きている訳ですから、大人の事情で大人の世界で通用するコトバに翻訳するのは至難の技です。

ワールドカップでどこの国応援するー?と訪ねても、必ずしも「日本」やお父さんお母さんの僕である「フィリピン」「中国」といった大人の期待する回答が帰ってくる訳でもなく、笑顔で「ブラジルぅー」とか答えられてしまったりします。また、法務大臣の先生に何をしてもらいたいかと訪ねても、「戦車で☆&○♯ー!ウギャー!」と理解不能な展開になってしまったり...

大人の期待を裏切るかのように子どもサミットは子ども達が子どもの世界で子どもながらも一生懸命に生きていることを明らかにします。彼/女らは入国管理法の知識なんてもちろんないし、国籍、国家、パスポート、滞在資格などの理解も大人とは異なる思考回路で理解します。そのため、大人が納得してなおかつ感動するようなコトバで自分の考えや意思を伝えるのはまだ得意じゃないかもしれないけれど、少なくとも自分達がなんだか大変な状況に置かれてしまっていることはきちんとわかっています。また、家族と一緒に暮らし続けたい、友達と離れたくない、行ったことも無い国で暮らすのははとても不安といった気持ちは、決して大人に媚びてとりあえず言ってみたというような物ではありません。

子ども達は両親に対して怒っていないと口を揃えていいます。冷静に考えればそれはそのはずで、子ども達は普通に日本に生まれて、日本で育ち、日本籍の子どもと同様に時にはレールを外れちゃうこともあるかもしれないけれど、普通に学校へ行って、普通に暮らしているだけなんです。そのような普通の生活をさせてくれる両親はむしろ感謝の対象であるわけで、怒りの矛先を向ける相手ではないということなのでしょう。

2009年4月29日水曜日

年に一度の総会です

4月26日の日曜日は、年に一度のAPFSの総会でした。毎年、総会の日には、事務局、会員、ボランティア、その他支援してくださっている人々が集まり、前年度の活動の総括と、これから一年の活動予定、目標の設定を行います。また、決算報告および予算案の提案とかも行います。現在は100 Days Actionがまさに進行中のAPFSですが、在留特別許可を認めてもらう活動の他にも、普段から日本に在住する外国人の相談活動を行ったり、地域や会員同士の交流をはかるためにイベントを企画したり、さまざまな活動を行っているのです。今年もいろいろな活動が予定されています。興味ある方は是非ボランティアに参加しにきてください!

APFSのホームページ

2009年4月24日金曜日

大切なことは何度でもいったほうがいい。

在留特別許可とは滞在資格の無い外国人達に対して日本に居住することを特別に認める入国管理法50条1項にて定められた救済制度です。どんな人であっても簡単に認められてしまうような制度では全くなく、法務省入国管理局のコトバをかりていえば「個々の事案ごとに、在留を希望する理由、家族状況、生活状況、素行、内外の諸情勢、人道的な配慮の必要性、さらには我が国における不法滞在者に与える影響等、諸般の事情を総合的に勘案して判断」がくだされています。

よく法を犯したんだから帰るしかないじゃんとか言う人がいますが、在留特別許可はまさに法を犯して日本に滞在してしまっている人のためにある制度です。そしてそのような制度が残されているということは、一つの法律だけで罪の善し悪しのすべてが決定されるわけではないことを示唆しています。

法務省の発表によると、2005年に在留特別許可が認められた人の数は10834人、2006年は9360人、2007年は7388人です。違法行為なのだから日本から追放されるべきだと訴える人たちは、そもそも在留特別許可という制度自体が存在しているのがおかしいと考えているのでしょうか。

もう一度いいます。在留特別許可は法的な枠組内で運用されている、法を犯して日本に滞在している人が対象の現行の法制度に乗っ取った救済制度です。

<資料>
在留特別許可に係るガイドラインの策定について
(入国管理局)

入国管理局 入管政策・白書

2009年4月22日水曜日

アースデイ東京!


APFSのみんなでアースデイでボランティアしてきました!
今回はA SEED JAPANというNGOが業務を請け負っている、
ごみゼロナビゲーションという活動です。アースデイには沢山の飲食店が出店されてますが、使い捨ての食器を一切使わず会場内で貸し出し、洗浄、再利用を行う「リユース」というシステムを導入することにより、イベントより排出されるゴミの量を極限まで減らすことに成功しています。

当日は朝9時から夜9時までの長丁場でしたが、運良く天気にも恵まれ、アースデイ自体は大成功!こんなに食器のリユースが大変なら、みんな食べ物持ち寄りにすればいいのに!とかぶつくさ言う人もAPFSボランティアの中には若干一名(日本出身)いましたが、活気ある若者に囲まれ、楽しい一日を過ごすことができました。

ちなみにアースデイのホームページには以下のことがかかれています。

 「アースデイには、代表も規則もありません。民族・国籍・信条・政党・宗派をこえて、だれもが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動です。すべての人が、同じ輪の上で自由に起こせる、世界初でおそらく唯一のアクションがアースデイです。あなたもぜひ、自分と地球とそこに住むたくさんの生命との対話、アースデイ・アクションを起こしてください。そして、その活動を互いに知らせあい、大きな輪をつくりましょう。」

地球を思う気持ちに国籍など関係ありません。我々も世界とまた少しつながっちゃったかな!来年はAPFSブースを出したいです。

2009年4月20日月曜日


事務局からです。
先週日曜日、APFSは池袋でのボイシャキ・メラ(バングラデッシュの正月祭)に相談ブースを出しました。このブログで支援している17家族と同じように、在留資格などで困っている方々の相談も多く受けました。当日は天気もよく、たくさんの参加者が来場しました。そのため相談件数も多く、ベンガル語のチラシはすぐにはけてしまいました。
APFSはこのお祭りに毎年参加していますが、相談業務に追われながらも密かな楽しみはエスニック料理のブース巡りです。また、力強いバングラデッシュの楽器演奏や歌は、料理と同様くせになります。皆さんもお時間あれば来年以降ご来場ください!